R32・R33・R34 スカイライン GT-R
日産の公式の記事で確かめた範囲

世代ごとに確かめられたこと
| 世代 | 日産の記事で確かめた事実 |
|---|---|
| R32 | R35 の開発者・田村宏志さんの愛車は、ガンメタリックの R32 GT-R で、日産のテクニカルセンター周辺でよく見かけられる[1]。「青いR32カルソニックGT-R」というレースの車に触れた田村さんの発言もある[1]。 |
| R33 | 田村さんは「R33 GT-R LMリミテッド」に触れ、青が GT-R の歴史の象徴だという話の中で挙げている[1]。R35 の「GT-Rストーリー」が「R34までの世代と同様」と書くとおり、R33 を含む各世代が改良を重ねたことが前提になっている[2]。 |
| R34 | 「スカイラインGT-R M・Spec」が2001年に発売された[2]。限定車の「M・spec Nur」「V・specII Nur」があり、ミレニアムジェイドの色や、エンジンルームの金色のモデルナンバープレートが使われた[2][1]。2002年8月末で、スカイラインGT-Rの販売は終了[2]。 |

三世代をつなぐ話:エンジンへの敬意
R35 の構想を作っていた2001年ごろ、田村さんは「直列6気筒エンジンやマニュアルトランスミッションは使わない」という方針を強く推した、と日産の記事にあります。同時に、「RB26DETT への深い敬意」と、マニュアルのトランスミッションへの個人的な情熱があったとも書かれています[1]。RB26DETT は、記事の文脈では、R35 の前の世代の GT-R のエンジンとして語られています。どの世代のエンジンかは、記事には書かれていないので、ここでは書きません。
空白の5年
日産の GT-Rストーリーによると、2002年にスカイラインGT-Rの販売終了が発表され、「GT-Rの歴史にはしばらくの空白が生まれる」ことになりました。2003年に、東京モーターショーで「GT-Rは4年後の東京モーターショーで復活する」と発表され、予告どおり2007年に新型が出ます[2]。つまり、R34 から R35 までの間は、公式の説明では「しばらくの空白」と呼ばれる期間です。詳しい中身は2007年の登場の面へ。
この面で確かめていないこと
- R33 の発売年月・出力・生産台数、R34 の市販車の諸元と台数、R32 の生産台数。
- 1991年のスパ・フランコルシャン24時間の「スカイラインGT-R 25号車」が R32 かどうか(日産ヘリテージの写真の説明に型式の記載がない)[3]。
- R33 の特別仕様車の台数・内容。
日産の公式の資料(日産ヘリテージのカタログ、日産の公式のプレスリリース)で確かめられたものから、順に書き足します。
映像で見る:ちんあなごチャンネルのライブ
R32 型の GT-R が題名に入ったライブ配信のアーカイブを、R32 のライブ配信の面にまとめました(題名と開始日時を動画のページで確かめた範囲)。
この3世代を調べるときの入口
- 日産ヘリテージのヘリテージ ギャラリーで、年代を「1990年代」「2000年代」に絞り、車種を「スカイライン」で探す[3]。
- 日産の企業サイトの「会社と製品の歴史」のページの年代別の一覧。
- 日産ニュースルームの過去の発表(古い発表は残っていないことがあります)。
編集部が今回確かめられたのは、これらのうち一部の記述だけです。見つけた数字は、確かめられた順に足していきます。
自分で調べる人のための質問
- その世代の、日産の公式の説明は、どこにあるか。
- 書かれた発売の年月は、いつか。
- 書かれた出力と、トルクの数字は、いくつか。
- 書かれた限定車の台数は、いくつか。
- 型式(BNR32 など)の呼び名は、日産の資料でどう書かれているか。
この5つのうち、日産の公式の説明で、確かめられた世代から、このサイトに書き足していきます。
R32 と R34 の数字(日産ヘリテージコレクション)
この面の先頭の注意書きに加えて、R32 と R34 については、日産ヘリテージコレクションの英語版のページで数字を確かめました。R33 は、確かめた車両がレース仕様と限定のロードカーの項目名までです[4]。
| R32(1989年・No.210) | 日産の記載 |
|---|---|
| 発売 | 8代目スカイラインが1989年5月に登場し、その3か月後に16年ぶりに「GT-R」の名前が戻った |
| エンジン | RB26DETT・直列6気筒 DOHC ツインターボ・2,568cc |
| 出力・トルク | 206kW(280PS)/6,800rpm、353N·m(36kgm)/4,400rpm |
| 駆動 | 電子制御トルクスプリット4WD「ATTESA E-TS」・5速フロアシフト |
| 寸法・重さ | 4,545×1,755×1,340mm・ホイールベース2,615mm・1,430kg |
| レース | 1990年から1993年の全日本ツーリングカー選手権で、4シーズン29勝・負けなし |
くるまのニュース(2020年8月25日)は、発売日を1989年8月21日、新車価格を445万円と伝えています[6]。同じ記事は、1990年の開幕戦から1993年の最終戦まで29戦29勝だったこと、スパ・フランコルシャン24時間のグループNで1990年から1992年まで3連覇したことも書いています。日産のページの「4シーズン29勝」と同じ数字です。
| R34(1999年・No.180) | 日産の記載 |
|---|---|
| 車両の位置づけ | 1999年の全日本GT選手権(JGTC)のチャンピオンカー(ペンズオイル・ニスモ)。市販車ではなくレース仕様 |
| エンジン | RB26DETT・2,708cc・386kW(500PS)/6,000rpm |
| 変速機・駆動 | X-TRAC の6速シーケンシャル・駆動は後輪駆動(FR)に変更 |
| ドライバー | E.コマス選手と本山選手の組。コマス選手は2年連続でドライバーズタイトル |
くるまのニュース(2021年7月18日)は R33 を1995年から1998年に売られた世代として紹介しています[8]。ただし、その記事は個体の紹介が中心で、出力や台数は書いていません。このサイトでは、R33 の数字はまだ書きません。
出典
- 日産ストーリーズ「R35 GT-Rと田村 宏志 ― 情熱とパフォーマンスの功績」(2025年8月26日)(2026年11月7日に確認)
- 日産 GT-R(R35)Webカタログ「GT-Rストーリー」(2026年11月7日に確認)
- 日産ヘリテージ ヘリテージ ギャラリー(2026年11月7日に確認)
- 日産ヘリテージコレクション スカイライン(車両一覧・英語版)(2026年11月7日に確認)
- 日産ヘリテージコレクション No.210 スカイラインGT-R(1989年・BNR32・英語版)(2026年11月7日に確認)
- くるまのニュース「R32スカイラインGT-Rとは」(2020年8月25日)(2026年11月7日に確認)
- 日産ヘリテージコレクション No.180 スカイラインGT-R(1999年・BNR34・JGTC車両・英語版)(2026年11月7日に確認)
- くるまのニュース「R33 スカイラインGT-R の個体の紹介」(2021年7月18日)(2026年11月7日に確認)