スカイライン2000GT-R KPGC110型
日産の資料で確かめた範囲
確かめられたこと
- 型式名
- スカイライン2000GT-R KPGC110型(日産ヘリテージ ギャラリーのカタログの項目)[1]
- 年代
- 1970年代の項目に分類されています[1]
- 同じ年代の近い項目
- 「スカイライン C110型」のカタログ(1970年代)[1]
一覧には、同じころの「スカイライン2000GT HGC210型」「スカイライン2000GT HGC211型」「スカイライン2000GTターボ HGC211型」の項目もあります[1]。KPGC110 は、この時期のスカイラインの中の GT-R、という位置づけです。
1970年代の日産の流れ(ストーリーズから)
日産ヘリテージのストーリーズの年代別の見出しでは、1970年代に「1972年 セドリック/グロリア 4ドアハードトップ」「『愛のスカイライン』キャンペーン」「1979年 日本初のターボエンジン」が並びます[2]。スカイラインにとって、1970年代は広告のキャンペーンやターボエンジンなど、新しい動きが続いた時期だと読めます。なお、見出しの年を、KPGC110 の年と結びつけることは、この面ではしません。
ケンメリという呼び名
日産の企業サイトの記事で、R35 の開発にかかわった田村宏志さんが、自分の最初の愛車を「丸型テールランプが特徴の青い『ケンメリ』スカイライン」と話しています[3]。ここでの「ケンメリ」は、愛称です。KPGC110 と C110 の関係や、どの年のどの車を指すかは、日産の公式のページで確かめていません。
分かっていないこと(正直な一覧)
- 発売の年と月、生産の期間。
- エンジンの型式・出力・排気量。
- 生産台数(少なかったとよく言われますが、日産の公式のページで数字を確かめていません)。
- レースでの成績。日産ヘリテージには1972年の富士のレースで総合優勝したスカイライン2000GT-R の写真がありますが[1]、それが KPGC110 かどうかは、写真の説明に型式がなく、確かめていません。
確かめるには
日産ヘリテージ ギャラリーの一覧で、「スカイライン2000GT-R KPGC110型」のカタログの項目を開くと、当時のカタログの画像で諸元の表記が見られる可能性があります[1]。内容を見て、数値を確認できたら、この面に出典つきで書き足します。
この型式を調べるときの手順
- 日産ヘリテージのヘリテージ ギャラリーを開き、年代を「1970年代」に絞る[1]。
- 種類で「カタログ」を選び、「スカイライン2000GT-R KPGC110型」を探す。
- カタログの画像で、諸元の表記(エンジン型式、出力、寸法)を読み取る。
- 読み取った数字の、日産のカタログのページ(出典)を控え、このサイトに知らせる。
他の資料(雑誌や本)の数字と、日産のカタログの数字が食い違うこともあります。このサイトでは、日産のカタログの数字を優先して書きます。
PGC10 の項目との比べ方
| 項目名 | 年代 | 種類 |
|---|---|---|
| スカイライン2000GT-R PGC10型 | 1960年代 | カタログ |
| スカイライン2000GT-R KPGC110型 | 1970年代 | カタログ |
日産ヘリテージの一覧[1]で確かめた分類です。2つの項目は、GT-R の名前のついた型式の、日産ヘリテージにある資料の入口です。
日産ヘリテージコレクションの記載(No.068)
この面の先頭では、数字を読み取れていないと書きました。その後、日産ヘリテージコレクションの英語版に、1973年の KPGC110 を説明したページ(No.068)があるのを確かめました[4]。

| 項目 | 日産の記載 |
|---|---|
| モデルイヤー | 1973年 |
| エンジン | S20 型。直列6気筒・4バルブ DOHC・1,989cc |
| 最高出力・トルク | 118kW(160ps)/7,000rpm、177N·m(18.0kgfm)/5,600rpm |
| 全長・全幅・全高 | 4,460mm・1,695mm・1,380mm(ホイールベース2,610mm) |
| 車両重量 | 1,145kg |
| ブレーキ | 前ディスク・後ディスク(四輪ディスク) |
説明の要点は3つです。第一に、この車は「ケンとメリーのスカイライン」の広告で知られる4代目スカイラインの GT-R で、生産は1973年1月から同年4月までの約4か月でした。第二に、排出ガス規制が厳しくなったため、作られたのは200台に届きませんでした。第三に、ツーリングカーレースには一度も出ず、そのため「幻の GT-R」と呼ばれています[4]。吸気ダクト・四輪ディスクブレーキ・メッシュのフロントグリル・オーバーフェンダー・リヤスポイラーが標準の装備として挙げられていますが、当時から街で見かけることはまれだった、とも書かれています。
2ドアハードトップ(KPGC10)との比べ
同じヘリテージコレクションには、1972年の KPGC10(No.401)もあります。出力はどちらも118kW(160PS)で、全長は KPGC110 が130mm長く、重さは45kg重い数字です[5][4]。KPGC10 のページには、1970年に4ドアから2ドアハードトップに作り直された GT-R で、ホイールベースが70mm短く20kg以上軽いこと、100リッターの燃料タンクとリクライニングしないバケットシートを備えること、1972年3月に50勝、同年10月に日産のワークスチームが活動を終えた時点で52勝だったことが書かれています[5]。
出典
- 日産ヘリテージ ヘリテージ ギャラリー(2026年11月7日に確認)
- 日産ヘリテージ ストーリーズ(2026年11月7日に確認)
- 日産ストーリーズ「R35 GT-Rと田村 宏志 ― 情熱とパフォーマンスの功績」(2025年8月26日)(2026年11月7日に確認)
- 日産ヘリテージコレクション No.068 スカイライン2000GT-R(1973年・KPGC110・英語版)(2026年11月7日に確認)
- 日産ヘリテージコレクション No.401 スカイライン ハードトップ2000GT-R(1972年・KPGC10・英語版)(2026年11月7日に確認)