GT-R NISMO
NISMO とは
日産の企業サイトの「ブランド」のページは、NISMO を「日産のモータースポーツ活動から生まれたブランド」と説明しています[2]。このサイトは NISMO とは無関係で、ロゴも使いません。名前を、日産の公式の言葉に沿って書いているだけです。
2014年モデル:はじまり
GT-Rストーリーによると、GT-R NISMO のエンジンには、高効率・大容量の専用ターボを搭載し、最高出力は600PSです。GT3レーシングカー用のターボチャージャーを搭載し、気筒別点火時期制御を使った、とする説明もあります。フロント/リヤのバンパーやリヤウイングにはカーボン製の部品が使われ、サスペンション、タイヤ、ホイールにも専用部品が惜しみなく用いられました。ニュルブルクリンク北コースに持ち込まれたオプションパック装着車は7分08秒679を記録し、再び量産車世界最速の座を手に入れた、と書かれています[1]。
「初代 GT-R NISMO」をめぐる開発者の話
田村宏志さんは、日産の記事で、GT と R の二面性は「2013年に登場した初代GT-R NISMO で実現した」と話しています。「モータースポーツレベルの性能と卓越したハンドリングが公道にもたらされた」という発言です[3]。
2020年モデル
NISMO に装備された、専用の拡幅カーボン製フロントフェンダーのアウトレットダクトは、エンジンの冷却とダウンフォースの性能を向上させ、4.5kgの軽量化にも役立つ、と説明されています[1]。
2024年モデル
- フロントのメカニカルLSDを新採用。内輪の空転を抑え、前軸へより多くの駆動力を配分できるため、タイトコーナーでのコーナリング速度が向上。
- 造形自由度の高いカーボン製のフロント/リヤバンパーと、新たに採用したスワンネック形状のリヤウイングにより、従来比13%のダウンフォース向上[1]。
NISMO の技術はレースから
日産は、NISMO が開発したスーパーGTのGT500規定車、FIA GT3規定車の技術とノウハウが、市販の GT-R にも活かされ、最新のモデルまで続く「深化」を支えた、と書いています[1]。2015年のスーパーGT(GT300クラスのゲイナー・タナックスGT-R 10号車、GT500クラスのモチュール・オーテックGT-R 1号車の連覇)や、ブランパン耐久シリーズ、バサースト12時間耐久レースの勝利にも触れています。くわしくはモータースポーツの面へ。
この面で確かめていないこと
- NISMO の価格・生産台数・各年の仕様の細かな違い。
- 「NISMO スペシャルエディション」などの別名のモデルの有無。
- NISMO ブランド全体の沿革。
NISMO の流れ(表)
| 年 | 内容 |
|---|---|
| 2014年モデル | GT-R NISMO 登場、600PS、ニュル7分08秒679 |
| 2015年 | スーパーGT GT300・GT500 でチャンピオン、バサースト12時間で優勝 |
| 2017年モデル | 標準モデルに、NISMO 譲りの気筒別点火時期制御 |
| 2020年モデル | NISMO 専用の拡幅カーボン製フロントフェンダー |
| 2024年モデル | フロントのメカニカルLSD、スワンネックのリヤウイング |
出典は[1]です。
外装部品の変化
| 年 | 日産の説明 |
|---|---|
| 2014年モデル | フロント/リヤバンパー、リヤウイングにカーボン製部品 |
| 2020年モデル | 拡幅カーボン製フロントフェンダーのアウトレットダクト |
| 2024年モデル | カーボン製のフロント/リヤバンパー、スワンネック形状のリヤウイング |
出典は[1]です。
2014年モデルの NISMO と、2024年モデルの NISMO

Car Watch の2013年12月6日の記事は、2014年モデルの GT-R NISMO を、次の数字で紹介しています[4]。
| 項目 | 2014年モデルの GT-R NISMO |
|---|---|
| 最高出力・最大トルク | 441kW(600PS)、652N·m(66.5kgm) |
| 価格 | 1501万5000円 |
| 空気抵抗係数 | Cd 0.26 |
| カタログ重量 | 1,720kg |
| ニュルブルクリンク北コース | 7分8秒679(記事は量産車で最速としている) |
2024年モデルについて、日産の発表(2023年3月20日)は、NISMO の価格を2,865万600円、NISMO Special edition を2,915万円としています。改良点は、NISMO では前輪側の機械式 LSD の追加、4WD 制御の最適化、カーボンバケットシートの作り直しです。Special edition では、精度を高めて重さを揃えたエンジン部品と、NACA ダクトつきのカーボンボンネットが挙げられています。NISMO と Special edition は、日産モータースポーツ&カスタマイズ関連の会社(NMC オートテック)が扱う輸入の登録車だ、とも書かれています[5]。
出典
- 日産 GT-R(R35)Webカタログ「GT-Rストーリー」(2026年11月7日に確認)
- 日産自動車企業情報サイト「ブランド」(2026年11月7日に確認)
- 日産ストーリーズ「R35 GT-Rと田村 宏志 ― 情熱とパフォーマンスの功績」(2025年8月26日)(2026年11月7日に確認)
- Car Watch「日産「GT-R(2014年モデル)」「GT-R NISMO」インプレッション」(2013年12月6日)(2026年11月7日に確認)
- 日産ニュースルーム「GT-R 2024年モデルを発表」(2023年3月20日)(2026年11月7日に確認)