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GT-R NISMO

ひとことでR35 の「R」を集中的に磨いたグレードです。日産の説明では、2014年モデルで新しく投入され、エンジンの最高出力は600PS(441kW)。外装部品にカーボンファイバー素材を幅広く使い、軽量化と低重心化、ダウンフォースの向上を図った、とあります[1]。

NISMO とは

日産の企業サイトの「ブランド」のページは、NISMO を「日産のモータースポーツ活動から生まれたブランド」と説明しています[2]。このサイトは NISMO とは無関係で、ロゴも使いません。名前を、日産の公式の言葉に沿って書いているだけです。

2014年モデル:はじまり

GT-Rストーリーによると、GT-R NISMO のエンジンには、高効率・大容量の専用ターボを搭載し、最高出力は600PSです。GT3レーシングカー用のターボチャージャーを搭載し、気筒別点火時期制御を使った、とする説明もあります。フロント/リヤのバンパーやリヤウイングにはカーボン製の部品が使われ、サスペンション、タイヤ、ホイールにも専用部品が惜しみなく用いられました。ニュルブルクリンク北コースに持ち込まれたオプションパック装着車は7分08秒679を記録し、再び量産車世界最速の座を手に入れた、と書かれています[1]。

「初代 GT-R NISMO」をめぐる開発者の話

田村宏志さんは、日産の記事で、GT と R の二面性は「2013年に登場した初代GT-R NISMO で実現した」と話しています。「モータースポーツレベルの性能と卓越したハンドリングが公道にもたらされた」という発言です[3]。

2020年モデル

NISMO に装備された、専用の拡幅カーボン製フロントフェンダーのアウトレットダクトは、エンジンの冷却とダウンフォースの性能を向上させ、4.5kgの軽量化にも役立つ、と説明されています[1]。

2024年モデル

NISMO の技術はレースから

日産は、NISMO が開発したスーパーGTのGT500規定車、FIA GT3規定車の技術とノウハウが、市販の GT-R にも活かされ、最新のモデルまで続く「深化」を支えた、と書いています[1]。2015年のスーパーGT(GT300クラスのゲイナー・タナックスGT-R 10号車、GT500クラスのモチュール・オーテックGT-R 1号車の連覇)や、ブランパン耐久シリーズ、バサースト12時間耐久レースの勝利にも触れています。くわしくはモータースポーツの面へ。

この面で確かめていないこと

NISMO の流れ(表)

年内容
2014年モデルGT-R NISMO 登場、600PS、ニュル7分08秒679
2015年スーパーGT GT300・GT500 でチャンピオン、バサースト12時間で優勝
2017年モデル標準モデルに、NISMO 譲りの気筒別点火時期制御
2020年モデルNISMO 専用の拡幅カーボン製フロントフェンダー
2024年モデルフロントのメカニカルLSD、スワンネックのリヤウイング

出典は[1]です。

外装部品の変化

年日産の説明
2014年モデルフロント/リヤバンパー、リヤウイングにカーボン製部品
2020年モデル拡幅カーボン製フロントフェンダーのアウトレットダクト
2024年モデルカーボン製のフロント/リヤバンパー、スワンネック形状のリヤウイング

出典は[1]です。

2014年モデルの NISMO と、2024年モデルの NISMO

GT-R NISMO(4BA-R35型)
GT-R NISMO(4BA-R35型)。写真:Tokumeigakarinoaoshima/CC BY-SA 4.0/Wikimedia Commons(改変:トリミング・縮小)

Car Watch の2013年12月6日の記事は、2014年モデルの GT-R NISMO を、次の数字で紹介しています[4]。

項目2014年モデルの GT-R NISMO
最高出力・最大トルク441kW(600PS)、652N·m(66.5kgm)
価格1501万5000円
空気抵抗係数Cd 0.26
カタログ重量1,720kg
ニュルブルクリンク北コース7分8秒679(記事は量産車で最速としている)

2024年モデルについて、日産の発表(2023年3月20日)は、NISMO の価格を2,865万600円、NISMO Special edition を2,915万円としています。改良点は、NISMO では前輪側の機械式 LSD の追加、4WD 制御の最適化、カーボンバケットシートの作り直しです。Special edition では、精度を高めて重さを揃えたエンジン部品と、NACA ダクトつきのカーボンボンネットが挙げられています。NISMO と Special edition は、日産モータースポーツ&カスタマイズ関連の会社(NMC オートテック)が扱う輸入の登録車だ、とも書かれています[5]。

出典

  1. 日産 GT-R(R35)Webカタログ「GT-Rストーリー」(2026年11月7日に確認)
  2. 日産自動車企業情報サイト「ブランド」(2026年11月7日に確認)
  3. 日産ストーリーズ「R35 GT-Rと田村 宏志 ― 情熱とパフォーマンスの功績」(2025年8月26日)(2026年11月7日に確認)
  4. Car Watch「日産「GT-R(2014年モデル)」「GT-R NISMO」インプレッション」(2013年12月6日)(2026年11月7日に確認)
  5. 日産ニュースルーム「GT-R 2024年モデルを発表」(2023年3月20日)(2026年11月7日に確認)